福島孝徳 矢作直樹 利他性 自己観察

母が、神の手を持つと言われる外科医、福島孝徳の番組を見て、すごかったと言っていた。1日2,3時間の睡眠で、人間とは思えない量の手術をこなし、とんでもない人数の命を救っている人だそうな。

ちょっと興味が出たので、youtubeで調べてみた ↓

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何か、こんな人って、もう自分のことなんかほとんど考えてないんだろうなー、と思った。利他性の塊。利他性がバイタリティに繋がっているように見える。

この間までの、「自分が、自分がああ!」ってなってた僕って、何だったんだろうと思った。まあ今のところ、福島さんみたいになれる気なんて全くしないんだけど。

でも、人間としてとてつもなく素晴らしいと思うんだけど、この元気すぎるノリには、たぶん自分はついていけないな・・・

 

外科医で興味がある人はもう一人いて、彼の雰囲気が好きだ。

矢作直樹という「2016年3月31日、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授ならびに医学部付属病院救急部・集中治療部部長を任期満了退官」した人だ。

この人も、手術で人を救ってばかりいる人だ。同じく利他性の塊。

で、死後の世界を信じていたり、東洋医療の考え方(病気をやっつけるのではなく、病気と共存する、など)を重視していたりするところが、福島さんとの大きな違いか。それは、雰囲気にも表れている気がする。

↓は宮台との対談。

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この二人に共通しているのは、明らかに実年齢より若い、もしくは、実年齢に比べると元気すぎる、ということだ。見て貰えば分かると思うが、福島さんはごり押し系のとてつもないバイタリティがあるし、矢作さんはじんわりとして揺るがないエネルギーがあるように思う。(福島さんは、内臓年齢が35歳だったりするらしい。カップラーメンばっか食ってて、睡眠2,3時間とか、医者の不養生を絵にかいたような人なのに。)

勝手な想像だが、人の命を救うって、想像を絶する快楽なんじゃないだろうか。それを年がら年中やってる二人は、脳内物質で言うと、ドーパミンノルアドレナリンセロトニンみたいな物質が常に大量に出てて、細胞全体があり得ないくらい元気なんじゃないか。

もちろん、もともとの元気さもあるだろう。矢作さんは、「気」を出せるらしいし、そういう魂レベルでの見えないエネルギーが半端じゃなさそうだ。

 

でもやっぱり、人って自分のことばかり考えていると元気がなくなっていくのかな、と思った。この人たちは、人の幸せのことばかり考えているから、これだけ力があるのだろう。

 

ところで、今、2週間だけの研修があるのだが、かなりの肉体労働の上に、クーラーがあまり効いておらず、暑い。僕が先週休んだのは精神的なモノからだが、もう一人の同期がついに体調を崩した。この研修、去年も一昨年も体調不良者が続出したらしい。

で、たまたま↓の苫米地の動画を見た。

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瞑想も、気功も、その他数多のボディワークも、突き詰めれば「身体感覚の観察」に行き当たっている。やるべきことは一言に凝縮できる「ただただ観察し続けろ」だ。

「何かを無理に変化させることはできない。むしろ、観察が深まることによって、自然と変化が訪れる。」という考えは、非常にしっくりくる。

日本人は、「みる」ということに色んな意味を畳み込んでいる。「見る」「観る」「診る」「看る」・・・「みる」とは、「care」の意味を含むのだ。

今日は、「自分の体をモニタリングする」ことを意識し続けた。おまけとして、「背筋が上に引っ張られる感覚を持つ」「丹田に力を入れる(具体的には、肛門を閉めるようにするといいらしい)」「長息を行う」なども意識した。(途中で意識が飛んでしまい、かなり不完全だったが)

結果的に、体の疲れ方が明らかに軽減したと感じた。精神状態も幾分よくなったように感じた。何より、昨日までよりも「生きている」気がする。